モデルさんを撮影する時、撮影する側もされる側も「どんなイメージで撮影しますか？」という簡単なやり取り・打ち合わせが交わされると思います。
個人撮影で複数の組み合わせが同時に進行する場合は、撮影者の間でも同じでしょう。

でも、私の場合はおおよそ「まあ、特に考えてないので適当に、基本はそちらにお任せしますよ」で済ませます。
知らない方からすれば、きっと「いい加減なヤツだなぁ」と感じられるのでしょうが、私の場合は撮影時の設定などというものは、殆ど考えられない、思いつかないのですね。

たとえば、何かしらの世界観を抱いて撮影するならば、それに基づいたプランを寝るのでしょうけれど、私の場合はむしろ、その時その瞬間の感覚に任せる事の方が、撮影をしやすいということが多いのです。だからこその「適当」。

そこにあるもの、その瞬間の立ち位置、その時々の会話。
その流れで「じゃあそれ行ってみよう」というイメージ。

性格的に、ガッチガチに設定を決めて撮影すると、おおよそイメージ通りの仕上がりにできないのです。
それならば、最初から設定しなければいい。偶然による仕上がりを楽しめばいい。
そのおかげで、先日の撮影でも面白い画を撮る事ができました。

でも、そういうスタンスで撮り続けるのもどうなのかなぁ、という疑問がわき始めているのも素直な所。
もう少し考えて、撮影しなきゃなぁ。
とすると、今の撮影ペースで賄いきれるかなぁという不安も。
いずれにせよ、何事も今のままではどうしようもない。少しずつステップアップしようと思う今日この頃。。。