撮影会

2016年の夏頃から、Twitterで遣り取りをするモデルさんの撮影をするようになりました。
撮影会への参加を控えることにきっかけがあったわけではないのですが、なんとなく控えるようになったというか。
ただ、安価とは言い切れない参加費とタイミング調整の難しさは感じていました。
こればかりはいろいろな都合や事情があるわけですから、否定するべきことではありませんが。

そういえば一度、ある撮影者さんがこんなことを言っていました。
「有償のモデルは撮らないし撮影会にも行かない。無償で撮らせてくれる人はたくさんいるし、撮影会に参加している人でも個人でやり取りしてる人がいるから。」
なるほどね、そういう考え方もあるのか。

個人的には、高額でなければモデルさんに対価を支払うことは厭わないし、撮影会に参加して撮らせていただくことも否定はしません。
モデルさんのアルバイトと捉えれば時給相当の費用が発生しても不思議ではないし、撮影会を運営するという立場であれば売上・利益を考えなければならない。

今、撮影会への参加を控える理由は嫌になったからではなく、フィールドワークに出ているという意味合いです。
ただ、撮影会を新規開拓する気はありません。そこまで幅を広げては際限がなくなってしまうし、そこまで深入りするつもりのないので。

私がわざわざ述べるまでもないのですが、運営者さんを介することなく、自分で交渉をして撮影の日程や対価を調整することは、自由度がある反面難しさもあります。

調整過程での自然消滅、ドタキャン。拒否の仕方。ほんの少しの齟齬で嫌な思いをしたりさせたり、何度もあります。
やりとりの過程で突然連絡をしてこなくなったモデルさんもいました。
人対人ですから難しいですね、顔を合わせる前であれば特に。

反面、その自由度の高さは、私の性格には向いているようにも感じます。
撮影場所や時間の調整。特に無償で撮影させていただけるモデルさんで、そのモデルさんの要望と合致すれば、長時間にたくさんのシチュエーションで撮影することもできるわけですね。
主たる撮影地も、指定された場所ではなくお互いが「ここで」と思った場所を選択することもできるわけで、定められた場所でしか撮影できないという制約がない分、撮りやすさが増すようにも思うのです。

くどいようですが、撮影会というものを否定するわけではないのです。
私が今に至っているのは、撮影会に参加をして、育ててもらったからだと感じているので。

ただ、今は自分で計画をして交渉をして、という撮り方を実践してみたいという時期なのです。
被写体さんに鍛えてもらっている、という感覚ですね。

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